ほうれい線のヒアルロン酸注射

ほうれい線は見た目年齢を左右する大きな要因です。そのため、ヒアルロン酸注射を希望される方が最も多い部位であり、治療後の若返り効果を強く実感できる箇所でもあります。

ただし、ほうれい線治療は非常に奥深く、目立つ原因やその方の皮膚の厚みによって注入方法を変える必要があります。適切な注入方法を選択しないと、単に鼻の横がふくらんでしまうだけの結果になってしまうこともあります。

ここでは、簡単なようでオーダーメイド性の高いほうれい線ヒアルロン酸治療について解説します。

目次

ほうれい線とは

ほうれい線は、鼻を中心に左右に口元に向かうハの字型のシワや溝のことを指します。頬と口を動かす筋肉の境界に溝ができることから、鼻唇溝(びしんこう)とも呼ばれます。

ほうれい線の主な原因は「たるみ」

頬の皮膚がたるむことで、ほうれい線は目立つようになります。頬は顔の中でも皮下脂肪が多い部分であり、重力の影響で下がってしまうことは避けられません。

また、表情を作る筋肉も多数存在し、それを支える靭帯もあります。若いときは靭帯に弾力があり、顔の筋肉をしっかりと支えてくれますが、年齢とともに弾力が弱まり、伸びたゴムバンドのようになってしまいます。

ただし、通常は加齢によって目立つほうれい線も、もともと顔がふっくらした方の場合、年齢に関係なく目立つことがあります。これはたるみではなく、頬の脂肪が多いために盛り上がり、目立ってくるのです。この場合はヒアルロン酸注射で溝を埋めることで目立ちにくくなります。

たるみが原因なのか、頬の脂肪が目立つためなのか、また皮膚の厚さはどうか、これらに留意して注入することが、ほうれい線治療で失敗しないために重要なポイントです。

ほうれい線のヒアルロン酸治療

ほうれい線治療では、片側につき3~4回針を刺してヒアルロン酸を注入します。注入量は片側およそ0.5~1.0ccで、所要時間は片側5分程度です。

針を刺す際にはチクッとした痛みがあり、注入中には押されるような感覚や薬液が入ってくる感覚があります。痛みに対して不安がある方のために、各種麻酔をご用意しておりますのでご安心ください。

ヒアルロン酸について

ヒアルロン酸は体内にもともと存在する物質で、肌の水分を保つ役割を果たしています。透明なジェル状の物質で、皮下に注入することでふくらみを持たせ、シワを隆起させてほうれい線を解消します。

注射されたヒアルロン酸は時間とともに分解吸収されるため、効果は一時的です。持続効果はヒアルロン酸製剤の種類によって異なり、数か月から2年程度続きます。

治療の経過とダウンタイム

傷跡は注射の針穴だけで、施術直後にメイクが可能です。シャワー、入浴、運動も問題ありません。ただし、アルコールはむくみが出やすくなるため、腫れが引くまでは控えるのが良いでしょう(注射後2~3日が目安です)。

ヒアルロン酸の持続効果は数ヶ月から2年程度ですが、種類によって異なります。

ごく稀に、針を刺した場所に一致して内出血が発生することがありますが、メイクで隠せる程度であり、2週間程度で完全に消失します。

注射直後は触ると皮下にやや硬い感じが残ることがありますが、見た目には問題なく、人前に出ることが可能です。2~3日経つとヒアルロン酸がなじみ、硬さも感じられなくなります。

重篤な副作用・合併症を避けるための注意事項

ヒアルロン酸が血管内(動脈)に注入されると、血管を詰まらせて皮膚が壊死してしまうことがあります。

このような例は発生する箇所が決まっているため、該当部を避けて注射することが最も安全です。特に小鼻近くのほうれい線は動脈を詰まらせるリスクが高いため、当クリニックではこの部位への注入はお断りしております。治療対象部位は口元から小鼻下あたりとなります。

組み合わせ治療も効果的!その他のほうれい線治療法

ほうれい線治療には、ヒアルロン酸を注入して溝を埋める方法以外にも、たるみを根本から改善させる方法があります。例えば、切らない糸によるリフトアップや超音波治療によっても改善が可能です。これらの方法は、たるみを引き上げることで、ほうれい線を目立たなくさせる効果があります。

料金表

施術
メニュー
こつこつタイトニング
コース
 マイナス5歳セットエイジレスセット
施術
内容
・ポテンツァタイトニング
・脂肪融解注射
・ポテンツァ
・ヒアルロン酸(3本)
・ポテンツァ
・ヒアルロン酸(2本)
・ボトックス(お顔2部位)
料金¥210,000¥ 250,000¥ 220,000
期間6週間(3回)当日のみ当日のみ
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