美容外科における入門治療の一つで、大変人気のある治療が「エラ小顔注射」です。現代の日本では、小顔は美しさの必須条件と言われており、お顔の大きさで悩んでいる方にとってエラ小顔注射は必須の施術です。
10年前は、エラや頬骨を削る骨格矯正手術がメインでしたが、これらの治療はダウンタイムが長く、広く普及していません。それと比較して、エラ小顔注射は非常に簡単に処置ができ、効果もはっきりと現れます。
鏡を正面から見て、エラの骨に人差し指を当ててみてください。たいていの方はエラの筋肉によって人差し指が隠れるはずです。エラ小顔注射を行うと、この人差し指が見えるまで筋肉を萎縮させることができるので、お顔が小さく見えるのです。
筋肉は使えば肥大し、使わなければ萎縮します。エラ小顔注射は一時的(約半年間)に神経の伝達をブロックし、筋肉を萎縮させます。安全かつ、繰り返し行うことで効果の持続時間は長くなっていきます。
エラ小顔注射とは?
エラに注射することでエラの張りが解消され、注射後わずか2~3週間でシュッとしたお顔の印象に変わるのがエラ小顔注射です。
エラ小顔注射このような方におすすめ
エラの張りを目立たなくしたい方、ホームベース顔をシャープにしたい方、すっきりシャープな小顔に憧れる方、アゴの筋肉が張っているように感じる方、メスを使わずにエラ張りを直したい方には、美容クリニック定番治療の一つであるエラ小顔注射がおすすめです。この治療の効果は広く知られており、一度体験した方はほとんどの方が繰り返し治療を受けています。この治療を知っているか知らないかは大きな違いです。
効果の継続期間については、初回の方には一般的に3ヶ月から半年と説明しています。通常、2回から3回の治療で効果を実感できますが、歯ぎしりをする方やエラの筋肉が非常に張っている方は、5回程度の治療が必要となる場合があります。この治療の特筆すべき点は、繰り返すことで効果の持続時間が長くなり、最終的にはほとんど治療しなくても済むようになる方が多いことです。
例えるなら、ボディービルダーが入院して筋肉が普通の人と同じような状態になった後、元の体に戻るためには相当ハードなトレーニングが必要になるように、このエラ小顔注射は筋肉の張りを効果的に抑える「入院」に相当します。
お顔の大きさに悩んでいる方は、ぜひこの治療をお試しください!
エラ小顔注射の施術方法
エラの骨削りは大手術!でもエラ小顔注射なら…
お顔のエラと呼ばれる部分は、アゴの角ばった部分で、骨とその上にある筋肉(咬筋こうきんと呼ばれる咬む筋肉)で構成されています。
もちろん、骨を削ればシャープな輪郭を得ることができますが、骨削りは大手術です。重要な神経も多く含まれているため、失敗すると不自然な見た目になったり、神経損傷による後遺症が残るリスクがあります。
エラ小顔注射は数分で完了!効果は2、3週間後から
エラ小顔注射は、骨ではなくこの咬筋と呼ばれる筋肉の張りをなくすことで、驚くほど小顔になります。咬筋の部分に注射するだけですから、数分で完了する手軽な治療法です。
咬筋が発達した部分にエラ小顔注射を片側数か所注入します。治療時間はわずか数分です。
エラ小顔注射の痛みは、片側で数回針を刺すチクッとした痛みと、液を注入している間に感じるエラの部分を押されるような重い感覚があります。小顔注射の中では最も痛みが少ない部位ですが、痛みに不安がある方には表面麻酔や吸入麻酔(笑気麻酔)を使用することも可能です。
最大の効果を発揮するために、注射前に咬筋の位置をしっかり確認します。
エラ小顔注射の効果自体はすぐに現れますが、エラの場合は筋肉が小さくなって初めて効果を実感することになるため、実際には2~3週間後に周囲から「痩せた?」と言われるようになります。
エラ小顔注射の注入量目安は?
片側 | 20単位(U) |
両側 | 40単位(U) |
両側強力 | 80単位(U) |
エラ小顔注射が効き始めるタイミングは?
エラ小顔注射の効果が現れ始めるタイミングは、注射後2~3週間からです。少しずつエラの張りが目立たなくなり、平均2ヶ月ほどで小顔効果を目に見えて実感できます。効果が持続する期間は個人差がありますが、一般的には3ヶ月から半年程度です。
エラ小顔注射の経過・ダウンタイム・注意点は?
エラ小顔注射の後、1時間程度は液体(主に生理食塩水)がエラの部分に注入されており、1~2ccほどのふくらみを自覚することがありますが、すぐに吸収されて気にならなくなります。
細い針を使用するため、直後であっても注射痕はほとんどわかりません。ただし、まれに内出血を起こすことがあり、針を刺した部位に1~2mm程度の内出血の跡が出ることがあります。これらの跡は2週間以内に完全に消失しますが、気になる方はポイントメイクでカバーすることができます。そのため、ダウンタイムはほとんど気にする必要はありません。
ただし、当日のお顔のマッサージやエステは、薬液を周囲に広げてしまう可能性があるため控えてください。また、アルコールも薬剤の効果に影響を与えることがあるため、当日は控えてください。エラ小顔注射自体が熱に弱いため、当日はサウナなど体温を急激に上げる場所も避けてください。
痛みに関しては、針を刺すチクッとした感覚と、注入中の押されたような重い感覚がありますが、施術後の痛みはありません。人によっては10~20分ほど違和感があることがありますが、クリニックを出るころにはほとんど感じなくなるでしょう。
エラ小顔注射の副作用は?噛めなくなったりしない?
エラ小顔注射では、エラの咬筋という、物をかむときに使う筋肉を小さくします。「かむ筋肉に効かせると食べにくくなるのでは?」と心配になるかもしれませんが、噛む筋肉は咬筋だけではありません。また、咬筋が完全に動かなくなるわけではないため、その心配は不要です。
まれにガムや硬いものを噛んでいると顎が疲れやすくなる方もいますが、日常生活に支障はありません。
妊娠中のエラ小顔注射はできる?
エラ小顔注射は、妊婦および胎児に対する安全性が確立されていません。そのため、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は、エラ小顔注射を受けることができませんので、該当する方は必ず医師に申告してください。授乳中の方についても同様です。
また、エラ小顔注射後は、女性は2ヶ月、男性は3ヶ月間の避妊が必要です。
エラ小顔注射で後悔しないために知っておきたいこと
エラ小顔注射は少しずつ効果が現れる
エラ小顔注射は、エラの筋肉(咬筋)を萎縮させることで小顔効果を得る治療です。注射後すぐに筋肉が小さくなるわけではないため、即効性はありません。エラ小顔注射が効き始めるのは注射後2週間からで、徐々にエラが小さくなり、約2ヶ月後に小顔効果を実感できます。
エラ小顔注射が頬こけの原因になる?
とにかく小顔になりたいからと過剰に注入すると、エラ小顔注射による頬こけが起こりやすくなります。頬がこけて見えると逆に老け顔になってしまうため、患者様の体質やご希望に合わせて、頬がこけないよう注入方法や注入量を慎重に行います。
エラ小顔注射はエラ張りの原因が骨の場合は効果がない?
エラ張りの原因が下顎骨の張りである場合、エラ小顔注射を行っても効果はほとんどありません。エラ小顔注射は咬筋に働きかける治療法であるため、骨格の問題には対応できません。そのため、治療前に原因を正確に診断することが重要です。
エラ小顔注射は効果はどれくらい持続するの?
効果は平均3ヶ月~6ヶ月
エラ小顔注射の効果は永久的ではありません。エラ小顔注射の種類にもよりますが、効果は平均して3ヶ月から6ヶ月持続します。ただし、注射後に固い食べ物や咀嚼回数が多い食べ物をよく食べると、効果が早く薄れてしまうことがあります。
エラ小顔注射でたるみが出るって本当?!
エラ小顔注射を施すと、咬筋が小さくなりエラ部分がシュッとする分、元々あった皮膚が少し余る状態になります。大抵の場合は、縮まる顔の筋肉に合わせて皮膚も収縮するため問題ありません。
ただし、40代以上の方は皮膚が縮まずにたるみとして現れる可能性があります。
エラ小顔注射の料金表
施術メニュー | 施術内容 | 料金 | 料金 |
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