AGA治療

目次

AGAとは

AGAとは、男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia)のことで、徐々に進行し薄毛になっていく脱毛症を指します。早い人では10代後半から生え際や頭頂部、もしくはその両方から薄くなり始めます。放置すると進行してしまいますが、医療機関で適切に治療を行うことで改善が可能です。

ヘアサイクル(髪の毛の寿命)の悪化こそAGAの正体

毛には毛周期といって1本1本に周期(ヘアサイクル)が存在します。

  • 伸びる時期:成長期
  • 抜ける時期:退行期
  • 生える準備:休止期

AGAはこのヘアサイクルが乱れることで発生します。毛が太く強く伸びていく時期(成長期)が短くなるため、髪の毛が十分に成長できなくなります。その結果、成長期の時間が短くなり、髪の毛が細く弱々しくなってしまいます。

AGAの原因は遺伝と男性ホルモン!

AGAの発症には遺伝と男性ホルモンが深く関与しています。遺伝子レベルでは、男性ホルモンに関連する遺伝子がAGAに影響を与えています。具体的には、X染色体上の男性ホルモンレセプター遺伝子の多型や、常染色体の17q21や20p11に疾患関連遺伝子が存在しています。これらの遺伝子の影響により、男性ホルモンが薄毛に関与するのです。

男性ホルモンと薄毛の関係

側頭部と後頭部が薄くなりにくいわけ

薄毛の原因となるのは、すべての男性ホルモンではなく、ジヒドロテストステロン(DHT)という悪玉の男性ホルモンです。DHTは髪の成長サイクルを乱す一方で、体毛を太く成長させる作用があります。DHTが多くなると生え際や頭頂部の髪の毛が薄くなりやすくなります。

DHTが作用するには、5αリダクターゼという酵素の働きが必要です。この酵素の働きが少ない側頭部や後頭部は、DHTの影響を受けにくいため、薄毛になりにくいのです。このため、AGAでは側頭部や後頭部が比較的薄毛になりにくいという特徴があります。

AGAの対策と生活習慣

AGAの原因は遺伝と男性ホルモンの影響によるヘアサイクルの乱れにあり、治療の中心は後述する薬物療法になります。しかし、生活習慣の良し悪しも間接的に影響を与えるため、無視できません。

生活習慣が悪化すると頭皮環境が悪くなり、AGAに伴う抜け毛が進行する恐れがあります。そのため、AGA対策においても生活習慣の改善が重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理を心掛けることで、頭皮環境を整え、AGAの進行を遅らせる効果が期待できます。

食事とAGA

髪の毛の健康には、栄養バランスの良い食事が欠かせません。タンパク質やアミノ酸の不足は、髪の毛の原料不足となり、成長を妨げます。また、油の多い食事は動脈硬化を引き起こし、血流が悪くなることで毛根に十分な栄養が届けられなくなります。そのため、髪の健康を維持するためには、以下のような食事が推奨されます

  • 高タンパク質の食品: 鶏肉、魚、豆類、卵、乳製品など
  • ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物: 特にビタミンA、C、E、亜鉛、鉄分などが含まれる食品
  • 良質な脂肪: 魚の脂肪、ナッツ、オリーブオイルなどの不飽和脂肪酸を含む食品

バランスの取れた食事を心掛けることで、髪の健康をサポートし、AGAの進行を抑えることができます。

アルコールとAGA

大量のアルコール摂取は肝臓に負担をかけます。肝臓は体内で薬物を代謝する重要な役割を担っているため、過度なアルコール消費によって肝機能が低下すると、AGA治療に用いる薬物療法の効果が減少し、副作用のリスクが高まる可能性があります。

具体的には、以下の影響が考えられます

  • 薬物代謝の低下: 肝臓の機能が低下することで、AGA治療薬の代謝が遅くなり、薬物が体内に長く留まることになります。これにより、薬の効果が持続しないだけでなく、副作用が増加するリスクがあります。
  • 肝障害のリスク増加: アルコール摂取が肝障害を引き起こすリスクを高め、AGA治療中に肝機能障害が発生する可能性が高まります。

そのため、AGA治療を受けている方はアルコールの摂取を控えめにし、肝臓への負担を減らすことが推奨されます。健康な生活習慣を維持することで、治療効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑えることができます。

喫煙・睡眠・ストレスとAGA

喫煙
喫煙は頭皮の血行を悪化させ、動脈硬化の要因にもなり、毛根に十分な栄養が届かなくなります。ニコチンやその他の有害物質が血管を収縮させ、血流を阻害するため、髪の成長に必要な栄養素が毛根に届きにくくなり、薄毛の進行を促進します。

睡眠不足
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を抑制し、正常なヘアサイクルを乱す要因となります。成長ホルモンは髪の成長を促進する重要なホルモンであり、深い睡眠中に多く分泌されます。十分な睡眠が取れないと、成長ホルモンの分泌が減少し、髪の成長が阻害されるため、AGAが進行しやすくなります。

ストレス
ストレスもAGAに大きな影響を与えます。ストレスがかかると、体内でコルチゾールというストレスホルモンが分泌され、成長ホルモンの分泌を抑制します。また、ストレスは自律神経を乱し、血行不良を引き起こすため、毛根への栄養供給が滞り、髪の成長が妨げられます。

生活習慣の改善はAGAの進行を遅らせるためにも重要です。喫煙を控え、十分な睡眠を確保し、ストレスを適切に管理することが、健やかなヘアサイクルの維持に役立ちます。

治療メニュー

施術メニュー回数料金
頭皮洗浄トライアル¥ 8,400
1回¥ 12,000
6回¥ 60,000
12回¥ 115,200
痛くないヘアカクテル導入トライアル¥ 46,200
1回¥ 66,000
6回¥ 300,000
12回¥ 576,000
頭皮ヘアカクテル注射トライアル¥ 46,200
1回¥ 66,000
6回¥ 300,000
12回¥ 576,000
頭皮ヘアカクテル注射
(ヒト幹細胞エクソソーム)
トライアル¥ 154,000
1回¥ 220,000
6回¥ 1,100,000
12回¥ 2,112,000
目次